FIP（Fielding Independent Pitching）計算機
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防御独立ピッチング（FIP）は、野球において投手の有効性を測る指標であり、投手の支配下にある出来事のみ（本塁打、四球、死球、奪三振）に焦点を当てている。FIPは、野手の守備と運の影響を投手の評価から排除し、実際の能力をより明確に示すよう設計されている。
算出式
FIPの算出式は以下の通り。 \[ FIP = \frac{(13 \times HR) + (3 \times (BB + HBP)) - (2 \times K)}{IP} + \text{定数} \]
説明
- HR（本塁打）： 許した本塁打の数
- BB（四球）： 許した四球の数
- HBP（死球）： 投げた死球の数
- K（奪三振）： 奪った三振の数
- IP（投球回）： 投球総回
- 定数： 定数（通常約3.2）は、リーグ全体の平均防御率にFIPのスケールを合わせるためのもの。
計算例
ある投手が、本塁打10、四球20、死球5、奪三振100、投球回200だった場合、FIPは以下の通り。
\[ FIP = \frac{(13 \times 10) + (3 \times (20 + 5)) - (2 \times 100)}{200} + 3.2 = 3.95 \]
重要性
FIPは、守備の変数を除外するため、ERAなどの従来の指標よりも、投手の能力をより正確に評価できる。